STORY
Do it Story新しいシネマカルチャーを創造するピッチ&ブレストパーティ「Cinema Pizza Party!」の第4回が12月23日に開催された。映画×ピザ×ビールが繋ぐ新しい出会い、そこから広がる映画カルチャーの発展。そんな期待と願いを抱き集った映画ファンたちと共に、サッポロ SORACHI 1984で乾杯した一夜を振り返る。
時刻は19:00。「Cinema Pizza Party!」の参加者たちが続々と「元映画館」に集まり始める。その名の通り、約30年前に閉館した映画館の跡地(現在はアート/イベントスペース)が今宵の会場。
映画ファンでなくてもたまらないこのシチュエーションで食べるのは、NYスタイルピザが楽しめる「Maple Pizza」による特製ピザ!
毎回、異なるロケーションで、個性豊かなお店のピザが楽しめるのも「Cinema Pizza Party!」の魅力のひとつなんです。
さらに、「Cinema Pizza Party!」に欠かすことのできない大切なパートナーが、サッポロビールが提供する伝説のホップだけでつくったビール・SORACHI 1984。「冒険しよう。」というブランドメッセージを掲げた、挑戦し続ける人を応援するビールだからこそ、Do it Theaterの挑戦に賛同し、「Cinema Pizza Party!」立ち上げ当初からともに、イベントを盛り上げてきた。
サッポロ SORACHI 1984のブリューイングデザイナーである新井健司さんによる挨拶から、「乾杯!ソラーチ!」の掛け声とともに、ゲストもスタッフも笑顔で乾杯。
ピザとサッポロ SORACHI 1984を片手に、ゲストたちが映画論に花を咲かせる中、この日が初参加となるゲストを中心とした自己紹介ピッチがスタート。「映画にまつわる〇〇をもっとこうしたい」、「サッポロ SORACHI 1984を飲みながら観たい映画」という2つのお題に沿って、それぞれが自由に考えを伝えていく。
リピーターも多い「Cinema Pizza Party!」ならではのアットホームな雰囲気が、初参加となったゲストたちの緊張をほぐしていく。
ディスカッションボードには参加者の「今年面白かった映画」タイトルがずらり。
そして、今宵のメインコンテンツ「〇〇×映画でヒット商品を考える」ワークショップが開幕。このワークショップは、「映画業界と映画以外の業界がクロスオーバーし、新たなシネマカルチャーを生み出す」という「Cinema Pizza Party!」のコンセプトを元に考えられた今回初めての試み。
ゲストたちは、5名1組のチームに分かれ、スニーカーやラジオ、ギター、古着…などのアイテムと映画を掛け合わせて、唯一無二のヒット商品を考えなければならない。最優秀ヒット商品を考えたチームには、嬉しい景品のプレゼントも。5組のチームがそれぞれのリーダーを中心に、白熱の議論を交わしていく…!
途中でアイテムを変更するチームあり、順調にアイディアがまとまりプライベートな話で盛り上がるチームあり。映画ファンならではの発想力で、それぞれのチームが全力でワークショップに取り掛かる中、15分のシンキングタイムが終了。5名のリーダーによるプレゼン大会がスタート!
西澤匠さん(企画探偵事務所DEUS)チーム「犬系グッズ × 映画」犬が主役の映画祭「ドッグ with シアター」。“わんちゃんと一緒に、わんちゃんの映画を観る”というシンプルだけど、未だないアイディア。チケットを買うと、もちろんワンチャングッズが付いてきます。
鶴見啓さんチーム「レコード × 映画」レコードのジャケットにはお気に入りの映画のワンシーンが描かれ、レコードをかけるとその瞬間の音楽が流れるという「アート&サウンドトラック」を考案。インテリアとして飾るもよし、プレゼントにもピッタリ。そしてゆくゆくは回転するレコードの上に、ホログラムのようにその作品の映像が浮かび上がるといったロマンティックなアイディアも。
大場琴美さんチーム「フィルムカメラ × 映画」オリジナルのアプリと連携させると、旅行先で好きな俳優との2ショットが撮れるといった、“インスタントスターカメラ”を発案。例えば、ローマに行った時にオードリー・ヘプバーンと記念写真が撮れちゃう、ロケ地巡りが好きな映画ファン待望のアイディア。
小林敏和さん(伊良コーラ株式会社)チーム「電卓 × 映画」電卓の機能を利用して、好きな映画のジャンルを足したり引いたり、掛け算しながら、最適な映画を導く“エイガセンタクデンタク”を考案。例えば「恋愛」×「アクション」ボタンを選択すると『スピード』が導き出されるという何とも画期的なアイディア。
伊藤優作さん(株式会社幻冬舎)チーム「ラジオ × 映画」リスナーが観たい映画をわかりやすく、面白く探せるように、さまざまな映画を3分間の漫才にして芸人に紹介してもらう「シネマンザイ」番組を発案。タイムパフォーマンスを大事にする現代人をターゲットに考えられている。
プレゼンターのトーク力もあり、迷いながらも新井健司さんによる審査の結果、見事優勝に輝いたのは…
小林敏和さんチームの「電卓 × 映画」の“エイガセンタクデンタク”。電卓にしかできない機能を上手く活かしながらも、誰もが「欲しい!」と思った納得の結果に、会場からは大きな拍手が。ちなみに、“エイガセンタクデンタク”の割り算機能は現在、開発中とのこと。
優勝チームにはDo it Theaterが選ぶ来年公開映画のムビチケが贈られた。
ピッチあり、ワークショップありの充実した内容だった「Cinema Pizza Party!」第4回は、これにて閉幕。コンテンツの充実度はもちろんのこと、新しい出会いや交流、そこから生まれるアイディアの広がりは、第1回から変わらない「Cinema Pizza Party!」ならではの魅力だ。映画×ピザ×サッポロ SORACHI 1984が繋ぐ映画好きの輪、シアターカルチャーのさらなる発展に期待を込め、乾杯!ソラーチ!。
Cinema Pizza Party!について
『CINEMA PIZZA PARTY!』は、 映画業界と映画以外の業界がクロスオーバーし、 新たなシネマカルチャーを生み出す、ピッチ&ブレストパーティです。 映画をもっとこんなふうにしたい。 映画をこんなかたちでもっと盛り上げたい。 映画をもっと面白く、ワクワクさせていく、ひとりの「映画ファン」として。 始まりは、ピザを片手にSORACHI 1984で乾杯。 小さなアイデアから、大きなビジョンが生まれるその瞬間を、 みんなで楽しみましょう。
伝説のホップ「ソラチエース」とは?
「ソラチエース」は、生まれた場所である北海道の空知郡の地名にちなんだ名前で、サッポロビールが1984年に品種化したホップです。その後米国に渡り、ヒノキ、レモングラスのような個性的な香りを生かし米国で人気を博したあと、世界的に人気のホップとなりました。その後、2019年に、親元のサッポロビールから「サッポロ SORACHI 1984」が発売となります。北海道で生まれた伝説のホップ「ソラチエース」は、先に海外で知れわたり、その後日本でもその個性や特性が高く評価されています。
WEBサイト:https://www.sapporobeer.jp/sorachi1984/
元映画館について
元映画館は、1991年に閉館して以来約30年間手つかずで町の片隅に取り残されていた廃映画館を、映画館当時の状態を極力残しつつ改修した2019年開館のアート/イベントスペースです。個人から企業まで累計400を超える様々な利用者が上映・展示・演劇・講演など自由な用途で使用してきました。また館内には、元映写室を改修したスナック「シネマのあとで」が併設され、金土日の夜に不定休で営業しています。 建築設計を中心に、グラフィックデザイン・映像制作、経営のお悩みなど様々な物事を “デザイン” で解決する総合芸術制作会社、株式会社デリシャスカンパニーが運営しています。
WEBサイト:https://www.moto-eigakan.com
Instagram:@motoeigakan / @cinema_no_atode
Maple Pizzaについて
〒111-0042 東京都台東区寿2-4-8-101
OPEN 11:30~19:00 CLOSE Tuesday & Wednesday
WEBサイト:https://maplepizza.jp/
Instagram:@maplepizza_
photo:Cho Ongo(@cho_ongo)
interview&text:Mizuki Kanno